洗濯機では落ちない染み抜きの処理法

一度しみ込んでしまった汚れって、なかなか落ちませんよね。染みになりやすい物としては、子供が食べこぼした調味料の汚れや泥汚れ、血液やファンデーションの汚れなどがあります。洗濯機での洗濯では落ちず、染みになってしまった汚れを落とす方法をご紹介します。

染み抜き
photo credit: ink-stain-texture-2 via photopin (license)
 

目次

染みの性質により、処理法が異なります。

まずは染みの原因と性質を知りましょう。基本的に、染みには3つの種類があります。
☆水溶性

  1. 醤油やコーヒなど、水に溶ける性質の染みです。付いたらすぐに水で洗い流せば落ちる事がほとんどです。
  2. 血液やワイン等、色素が混ざっている水溶性の染みは、ついたらすぐに水で落とすことが出来ますが、時間が経つと酸化して水だけでは落とせなくなります。

☆油性

  1. 口紅、ファンデーション、朱肉、クレヨンの染みなどがあります。水では落とせないため、洗剤が必要です。
  2. カレーやミートソースの汚れは油分に色素が入っています。洗剤だけでは落とせない場合もあります。

☆不溶性
水にも油にも解けない土や泥汚れ、ガム、カビ、接着剤等があります。家庭で落とすのは、もっとも難しいとされる染みです。

 

水溶性の染み

水溶性の染みは、付いたらすぐに水洗いをしましょう。水道水で染みの部分を洗うだけで落ちる事がほとんどです。落ちない場合は洗剤液に浸けておくことで汚れが中和され、洗濯機で落ちやすくなります。
もし外出先で汚してしまったら、すぐに服を脱いで洗うことは難しいですよね。その場合は、ハンカチ等を濡らして染みの部分にポンポンと当て、汚れを移し取りましょう。乾いてしまうと、更に落とすことは難しくなりますので、とにかく早めの処理が大切です。
この汚れは、ドライクリーニングでは落とす事ができません。何の汚れなのかをきちんと伝える事を忘れないようにしましょう。

 

油性の染み

水で落ちない油性の染みは、ベンジン・シンナー・アルコール類が効果的です。しかし、家庭での使用には危険性も伴いますので、充分に注意することが必要になります。

家庭で出来る安全な方法としては、メイクを落とすためのクレンジングオイルを使用することです。水分が含まれていない、オイルタイプのクレンジング剤を使用しましょう。
この場合、衣類に入り込んだオイルを水やお湯ですすぐだけでは取り除く事ができなくなります。染み取りの後には中性洗剤でしっかり洗い、しっかりすすぐことが大切です。もし衣類にオイルが残ってしまったら、再び染みになる原因となります。

 

不溶性の染み

非常に落ちにくい汚れですが、乾燥させてブラシ等で物理的な力を加えて落とす事が出来る場合もあります。また、漂白剤を使用して汚れを化学反応させて落とす事が出来る場合もあります。
ただ、衣類を傷める原因にもなりますので、クリーニングに出すことをおすすめします。

 

まとめ

汚れの種類を把握し、付けてしまったらすぐに相応しい方法で処理する事が大切です。また、クリーニングに出す場合も何の染みなのかをきちんと伝える事、信頼できるクリーニング店に持って行く事が、きれいに染みを落とすことに繋がると考えられるでしょう。

 



コメントを残す

CAPTCHA


このページの先頭へ