毎日のガス代を節約する3つのコツ
数年前までは、電気代よりガス代の方が高かったため、オール電化が流行しました。しかし、電気代が高騰し続けている現代では、「オールガス住宅」が浸透し始めています。
家の光熱をガスに当てているご家庭では、ガス代の節約方法を考えなくてはなりません。
家庭で出来るガス代の節約方法とは・・・?
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目次
1.ガス会社の見直し
都市ガスは国が定めた料金ですので、会社によっての違いはありません。しかし、プロパンガスは各ガス会社が価格を設定する事ができるため、安い会社を選ぶことがポイントです。まずは、自分のご家庭で使用しているガスがプロパンガスの場合、価格は平均と比べて高いのか、安いのかを把握し、高い場合はガス会社を見直す必要があります。
ただ、気を付けなければならない事がひとつあります。それは、悪徳ガス業者が存在するという事。契約時の価格が安かったから!と言って、安心はできません。その後、徐々に値上げされて、現在はかなり高価な金額となっている事に気づかず支払っている可能性もあります。
プロパンガス協会の推進適正価格がありますので、一度調べてみる価値はあります。
2.キッチンで出来るガス代の節約
調理中において、節約できる部分をご説明しましょう。
調理器具の見直し
《圧力鍋》
通常30分~1時間もコトコト煮込む料理でも、圧力鍋を使うことでかなり時間の短縮になります。沸騰したら、圧力がかかった状態で火を止め、あとは放置するだけで、よく味の浸みた美味しい料理が出来上がります。ガス代は沸騰するまでの間ですから、圧力鍋を料理にフル活用すれば、ガス代がぐっと減る事は間違いありません。
《落し蓋》
煮物をする時に、落し蓋を使っていますか?鍋に蓋をするだけよりも、落し蓋を使うことで具材の温度が早く上昇し、味の浸み込みも早くなります。落し蓋+鍋蓋の両方使いでその効果はさらにアップ!短時間で美味しい料理が出来上がります。
火加減の見直し
《連続使用》
1つの料理が終わったら火を止め、次の鍋を乗せて火をつけて・・・火を止めたり付けたりと着火を繰り返す分だけガス料金が高くなります。調理中に次の準備をしておき、火を止めずに鍋を乗せかえることで、ガス代の節約になります。
《火加減》
炒め物など、強火で一気にじゃじゃっと済ませた方が短時間で済むためにガス代も安い、それは誤った認識です。逆に、弱火であればそれだけ時間がかかりますから、弱ければ良いという訳でもありません。
注意すべきは“鍋底の大きさ”です。鍋底と火の大きさを合せた火加減が、一番要領良く調理できる火加減だと言えます。
鍋底の横から火が飛び出している場合は、ただの無駄使いですから気を付けましょう。
3.給湯器で出来るガス代の節約
給湯器のタイプがガスを使う物であれば、そこでも節約術があります。給湯器はお湯を沸かす物ですから、沸かす回数を減らせば良いのです。
例えば、お風呂の追炊き回数を減らし、家族が同じ時間帯に入る。シャワーを使わず浴槽のお湯を使ったり、お風呂の残り湯を洗濯に使う等で、お湯を出す回数を減らすこともガス代の節約に繋がります。
家族で取り組む小さな節約
普段から家計を管理しているお母さんであれば効果を実感しやすいのですが、光熱費のように、すぐに目に見えない節約は家族にとって取り組むのが難しいものです。効果が実感できた時には、その家計簿を家族にも見せてあげてください。小さな事でもコツコツと続ければ、大きな節約になります。家族皆で、次の節約へ繋げる意識を高めましょう。
